私たちの今、20年目の扉を開く
BNIジャパンは今年、20周年を迎えます。
ここまで関わってくださったすべての方に、まず心からの感謝を伝えさせてください。
20年間、この組織を動かしてきたのは、関わり続けたメンバー一人ひとりの強い意志と熱量です。その積み重ねだけが、今日のBNIジャパンを作りました。
私たちは今、その20年を土台に、次の扉を開こうとしています。
今回、20年の軌跡と想いをこめた記念誌をきっかけに、BNIジャパンがこれから向かう未来の姿を、「自分のこと」として受け取ってほしい。
仲間と共に社会に価値を出していく当事者として、関わり続けてほしい。
それが、このクラウドファンディングを始めた理由です。だからこそ、この記念誌は、メンバーの皆様に「渡すもの」ではなく、「自分で選び取るもの」であってほしい。
BNIがこれから目指す未来は、頭で理解するだけでは足りません。腹に落とし、自分の行動に変えていける人と、一緒に歩んでいきたいのです。
「ギバーズゲイン」は、受け身では育ちません。自分から動く人間の間でしか、本物にはなりません。
まずはこのページを最後まで読んでください。
BNIとともに歩む未来に、あなたがどう関わるか——その答えは、読み終えたあとに。
ロンドンで拾った確信が、日本中に波紋を広げるまで
2002年の冬、一人の日本人がロンドンでビジネスに行き詰まっていました。
男は、売り上げを伸ばすために、できることはすべて試しました。ビジネス誌に広告を出し、電話をかけ続け、ついには寒空の下で通りすがる人たちにチラシを配ることまで。
しかし凍てつくロンドンが彼にもたらしたのは、風邪と止まらないくしゃみだけ。
どれだけ手を尽くしても、見込み客の心は動かない。
もうダメなのだろうか――のちにBNIジャパンのナショナルディレクターとなる大野真徳が、冬のロンドンを覆う鉛色の空のような閉塞感の中にいたとき、知人の経営コンサルタントにある言葉を教わりました。
「Givers Gain ―与える者は与えられる―」
半信半疑のまま加入したBNI。この瞬間、小さな石が水面に落ちたのです。
水面に落ちた石が波紋を広げるように、信頼が積み上がり、リファーラルが増え始めました。その広がりを体で感じた瞬間、大野に一つの決意が芽生えます。
「これを、日本に届けなければならない」
2006年、大野真徳は単身帰国します。家族を説得し、イギリスでの生活を畳み、吉祥寺のホテルで説明会を繰り返しました。
1日20件の電話をかけ、反応があればすぐに足を運ぶ日々。小さな波紋が次第に広がりを見せ始め、9月8日、100名を超えるビジターを前に、ついに日本初のBNIチャプター「J-ONE」が産声を上げたのです。
――あれから、20年。
波紋の広がりは、いまだ止まりはしません。チャプターは全国に広がり、会員数は1万2,000人を超えて大きなうねりとなりました。
一つひとつの波が重なり合い、気づけば日本の中小企業ネットワークの中に、他にはない場所を作り上げていました。
もちろん、そこからの20年が平坦だったわけではありません。それでも人が集まり続けたのは、「Givers Gain」が本物だという証でしょう。
「Givers Gain」を信じ、結果を出し続けた人たちの積み重ねが、今日のBNIジャパンなのです。
だからこそ、今この節目に伝えたいのは、感謝ではなく、BNIジャパンがこれから果たすべき役割です。
20周年は、過去を称える節目ではなく、次の時代へ踏み出すための、出発点なのです。
BNIジャパン ナショナルディレクター 大野 真徳 インタビュー動画
「なぜ今これをやるのか」「20周年をどう未来につなぐのか」
1万2,000人から15万人へ――BNIジャパンが目指す、次の役割
日本には今、経営者が集まる場が数多く存在しています。その場での商談成立を重視するもの、理念や価値観の共有を目的とするもの――形はさまざまですが、中小企業の経営者が孤立せず、仲間と商売を続けていくための場として、それぞれが一定の役割を果たしてきました。
しかしBNIは、そもそも目指しているものが違います。
多くの交流の場が「その日その場でのビジネス」を重視するのに対し、BNIが重視するのは、毎週顔を合わせることで積み上がっていく深く強い信頼関係です。
その信頼が、長期にわたって継続する紹介のネットワークを生み出し、やがてメンバーそれぞれの事業を段階的に成長させていく土台になっていく。この一本の流れを作ることが、BNIの出発点であり、20年間変わらない軸です。
では、BNIジャパンはこれから何者になろうとしているのか。
現在、全国の会員数は1万2,000人を超えています。決して小さな数字ではありません。しかし、BNIジャパンが掲げる目標は、その10倍以上。
10万、さらには15万という規模を見据えたとき、BNIジャパンが持つ社会的な役割は、今とはまったく異なるものになります。具体的には、以下の3つです。
- 日本社会に対して、より大きな影響力を持つ組織へと進化する
- 日本の中小企業の持続的な成長を支える、社会的インフラとしての地位を確立する
- 日本の起業家が自国で事業を興し、育てることに誇りを持てる経営環境を整備する
日本の企業の99.7%は中小企業です。その圧倒的多数を占める経営者が、孤立せず、互いに支え合いながら事業を成長させていくための基盤となること。BNIジャパンが目指しているのは、そうした「中小企業の成長インフラ」としての確立です。
大野真徳はこう語ります。
「規模が10万を超えてくることで、BNIジャパンは一つの経済団体として、これまで以上に社会に認知される存在になります。日本の中小企業経営者の声を束ね、政策提言につなげていくことも期待されていくでしょう。中小企業の経営者の代弁者となるべき存在だと、私は考えているんです」
一人では声が届かなくとも、10万人以上が同じ方向を向けば、社会は動きます。BNIジャパンが目指しているのは、ビジネスの紹介が生まれる場の提供にとどまらず、日本の中小企業が誇りを持って事業を続けられる社会の実現に、組織として関わっていくこと。
BNIジャパンはすでに, そのための器を作り始めています。あとは、その器をどれだけの人間の「本気」が満たしていくか。それだけです。
3,000万、1億、10億――あなたはどのステージを目指しますか
BNIに関わる経営者の目的は、一様ではありません。
好きな仕事を無理なく続けていきたい人もいれば、組織として成長を狙いたい人も、業界や地域を超えた社会的影響力を持ちたい人もいます。その誰もが、同じ場所に集まっているのがBNIです。
BNIは、メンバーの目的を、成長の段階として明確に整理しています。それぞれの目的や成長段階に応じて、あなたが今どこにいて、どこへ向かうべきかを示すために、3つのレイヤーが用意されています。
- ファンデーション——「好きな仕事を、安定して続ける」
- グロース——「成長を、意識的につかみにいく」
- スケール——「社会に、影響を与える規模へ」
最初のレイヤーは、年商3,000万円を一つの目安とする「ファンデーション」の段階です。
ここにいる経営者が目指しているのは、劇的な拡大よりも、自分が大切にしている仕事を継続的に、安定して続けていくことです。
無理な拡大をせず、信頼できる仲間と支え合いながら、地に足のついた経営を実現していく。そのためにBNIがあります。
実際に、こんな経営者がいます。
BNIが「好きな仕事を安心して続けられればいい」という導きをもたらしてくれた
小田原 益広
BNI ホワイト(名古屋セントラル)
カテゴリー:洋菓子の製造販売
神奈川で洋菓子店を営む小田原益広さんは、子どもの頃からケーキを作ることが好きだった職人です。
腕には自信がありました。しかし、職人として技術を磨くことと、店の売上を安定させることは、まったく別の話でした。「店舗の売上をどう上げるか、ずっと頭の片隅にあった」と小田原さんは振り返ります。
知人の紹介でBNIのビジター参加をした際、朝から積極的に動くビジネスパーソンたちの姿に最初は圧倒されました。「この人たちには敵わない」と思ったそうですが、その感覚はすぐに「自分も挑戦しよう」という前向きな気持ちへと変わっていきました。
加入後、チャプターメンバーたちと毎週顔を合わせ、互いの仕事を語り合ううちに、信頼をベースにした紹介が少しずつ積み上がっていきました。
いつしか、小田原さんは、ケーキ屋の枠を超えた「町の頼れる相談相手」になっていました。婚活の相談が来れば成婚実績の高いメンバーを紹介し、エステや写真撮影まで、BNIのネットワークを使った総合的なサポートを提供する日々……。
「目先の売上ではなく、人を喜ばせることが軸」という言葉は、小田原さんのビジネスの原点です。BNIに入って気づいたのは、その想いを軸に置いたまま経営していくことが、結果として仕事の安定につながるということでした。
劇的な拡大を狙ったわけではありません。ただ、好きな仕事を安心して続けられる状態が、少しずつ当たり前になっていきました。それが、小田原さんにとってのBNIの答えでした。
次のレイヤーは、年商1億円を視野に入れる「グロース」の段階です。
ここでは、安定に満足するのではなく、より意識的に事業の拡大を狙っていきます。
チームを作り、仕組みを整え、紹介の質と量を戦略的に高めていく。BNIはその過程で、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨できる場を提供します。
「頭打ち」に悩んでいた解体業の社長が、BNI加入1年目に年商1億円を突破するまで
大西 功貴さん
BNI Next Neo(大阪シティNorth)
カテゴリー:解体業
大阪で解体業を営む大西功貴さんは、独立後着実に実績を積み上げ、年商5,000~6,000万円台を維持するまでに成長していました。
仕事は安定していましたが、その一方で、「これ以上の伸びは期待できないかもしれない」という頭打ち感を、心のどこかで抱え続けていたといいます。
大西さんの背景には、具体的な課題がありました。会社のキャパシティを超える依頼が来ても、信頼して仕事を任せられる外部パートナーが見つからず、約3割の案件を断り続けていたのです。「誰もが安心できる解体を」という理念を掲げながら、それを実現する仕組みが作れないジレンマ……。
そんなときに、知人の紹介で加入したのがBNI。とはいえ、最初の数週間は戸惑いの連続だったそうです。オンライン活動も資料作成もすべてが初めてで、「辞めたい」と思ったこともあったといいます。
転機になったのは、同じ建築系の先輩メンバーからの一本の電話でした。「せっかく入ったんだから、活用しような」――その言葉をきっかけに、大西さんは本気でメンバーと関わることを決めました。
その後、他チャプターの解体業メンバーとつながり、長年探し続けていた協業先をわずか数ヶ月で見つけることができました。
「BNIで築かれた関係の中で出会った相手なので、最初の信頼の壁を越えた状態でスタートできる」と大西さんは語ります。断り続けていた案件を受けられるようになり、事業の仕組みが一気に変わっていったのです。
結果、加入1年目にして年商1億円を突破。安定に満足するのではなく、意識的に成長を狙いにいったことで、事業のステージが変わりました。「BNIは、使い方次第で未来をいくらでも変えられる場所」。大西さんはその言葉通りに、自分の事業を動かしてきました。
3つ目のレイヤーは、年商10億円以上を見据える「スケール」の段階です。
ここまで来ると、事業の成長はもはや個人の話ではなくなります。IPOやM&Aも視野に入れながら、業界や地域を超えた影響力を持つ経営者へ。BNIの中には、そのステージを目指す仲間と挑戦できる環境があります。
自社の売上・社員を10倍にした土木会社の社長が、BNIで見つけた次の景色
増田 聡さん
BNI シャングリラ(大阪シティセントラル)
カテゴリー:土木工事業
大阪で土木工事業を営む増田聡さんは、BNIに加入した当初、「ビジネスの紹介をもらう場所」という以上の使い方を考えていなかったといいます。
しかし今, BNIシャングリラのメンバーを42名から71名に伸ばし、自社の売上も社員数も10倍にした増田さんは、こう語ります。
「BNIへの圧倒的な貢献が、そのまま自分の事業の成長につながっていました」
転機は、2回目のプレジデントを引き受けたときでした。「誰もやっていないことをやろう、伝説を残そう」と心に決めた増田さんは、チャプターを4チームに分け、メンバー増加を全員の目標として共有する仕組みを作りました。
チームとして動く構造を整えたことで、メンバー一人ひとりが「自分ごと」として動き始めていくようになります。その結果、当時のナショナルカンファレンスでチャプター成長率1位として表彰されるまでに至りました。
事業を大きくするとは「自分一人が成長する」ことではないということでした。自分の周りにいる人たちが動ける仕組みを作り、その仕組みごと育てていく。それが, 増田さんが気づいた次のステージへの扉だったのです。
チャプターが大きくなり、メンバーが誇りを持って活動するようになることで、自社への信頼と仕事の規模も連動して大きくなっていきました。
増田さんの次の目標は、関西の土木を一通り手がけられる会社にすること。その先には「東京でゼロから事業を立ち上げ、日本一のマーケットで勝負したい」というビジョンがあります。「日本一のマーケットを知らずに業界の頂点はとれない」という言葉に、増田さんの本気度が表れています。
BNIを「使いこなす」段階を超え、「場を作る側」に回ったとき、事業の成長は個人の限界を超えていきます。そのことを、増田さん自身が体現しています。
この3つのレイヤーは、優劣ではありません。
どのステージにいても、BNIの中には、それぞれに対応した仲間と環境があります。大切なのは、自分が今どこにいて、どこを目指したいのかを明確に持っているかどうかです。
そしてもう一つ、重要なことがあります。
BNIは, このレイヤーをさらに上へとつなげています。年商100億、1,000億を視野に入れるステージには、BNIの姉妹ブランドである「コーポレートコネクションズ」が待っています。
成長の地図には、終わりがありません。
あなたは今、この地図のどこにいますか。
リファーラルを渡すことは、Givers Gainの入り口に過ぎない
「Givers Gain」という言葉の意味を、あなたはどう理解していますか?
「まず相手にリファーラルを渡す。そうすれば、いずれ自分にも返ってくる」
ほとんどのメンバーはこう理解しているのではないでしょうか。
もちろんそれは間違いではありません。BNIの仕組みの中で、リファーラルは確かに中心的な役割を果たしています。
信頼関係が積み上がり、紹介が生まれ、ビジネスが動く。その循環を、BNIジャパンは20年かけて証明してきました。
ただ、大野の言葉は、そこから先へと向かっていきます。
「リファーラルを提供することで、その人にギブできたという意識にどうしてもなりがちです。それは決して間違いではありません。ただ、リファーラルの交換はGivers Gainの入り口に過ぎません。そこで止まってしまうと、活動はどうしても内側を向き始める。自分がリファーラルをあげたのに返ってこない、ビジターを呼んだのにメンバーが協力してくれない。そういう不満が生まれるとき、それはもうGivers Gainではなく、Give and takeの計算になっています。本来のGivers Gainは、もっと大きな視座の上にあるんです」
BNIのチャプターには、異なる専門性を持つメンバーが集まっています。税理士、弁護士、ITエンジニア、デザイナー、不動産、保険、建築。その専門家たちがチームとして機能したとき、一人では絶対に解決できなかった問題が、解決できるようになります。
では、本来の「Givers Gain」とは何か。大野はこう続けます。
「チャプターには専門家たくさん揃っています。その専門家たちがチームとして動くことで、自分たちの周りにいる人たちの役に立っていける。そのチームの力を社会に向けていくことこそが、Givers Gainのより深い実践と言えるのですね。リファーラルもビジター数も、その結果としてついてくるものに過ぎません」
つまり、Givers Gainとは「個人間の交換」ではなく、「専門家チームが社会に価値を届けること」です。
専門家が束になったとき、一人では届かなかった場所に届いた
砂田 全士さん
BNI Contribution(熊本シティ)
カテゴリー:売上6倍を実現するFantree®システム
顧客単価引上げ・リピーター獲得を専門とするアドバイザーの砂田全士さんは、生命保険のプロとして長年活動してきました。
しかし、顧客と深く向き合えば向き合うほど、一つの壁にぶつかり続けていたといいます。
――保険だけでは、お客様の経営課題を本当の意味では解決できないのではないか。
BNI加入前、砂田さんは、独自に開発した「ファンツリー®マーケティング」によって、たった1人の顧客から1年間で100名を超える契約を獲得し、400万円以下だった売上を1,500万円まで伸ばしていました。紹介が紹介を呼ぶ仕組みはすでに手の中にありました。しかし、一人でできることにはどうしても限界があったのです。
BNIに加入してパワーチームという仕組みを知ったとき、砂田さんはすぐに確信したといいます。
――異業種の専門家が集まり、深い信頼関係のもとで顧客の課題を包括的に解決していく。それは、自分が長年やりたかったことそのものだ。
砂田さんはBNIメンバーの専門家たちとパワーチームを組み、定期的に情報を共有しながら、一人では手が届かなかった顧客の経営課題に向き合い始めました。
すぐに顧客からの評価は変わっていきました。「保険の担当者」ではなく、「経営の悩みを解決してくれる信頼できるパートナーチーム」として受け取られるようになったのです。
結果、BNI加入1年目で売上は2倍。パワーチームの結成でさらに3倍となり、加入当初からの累計では6倍に達しました。2024年には重要顧客への包括的なサポートが評価され、生命保険業界トップ0.1%にあたるTOT基準を達成。BNI在籍13年で総粗利益は4億5千万円を超え、2025年の売上は1億円を超える見込みです。累計1,000名以上が砂田さんのセミナーに参加し、実践者の中には1年間で200件以上の紹介を獲得した事例も生まれています。
一人では声が届かなかった場所に、チームなら届く。砂田さんのストーリーは、Givers Gainの深い実践がどういうものかを、数字で証明しています。
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- プロジェクト名
- BNIジャパン20周年記念プロジェクト
- 実施主体
- BNIジャパン ナショナルオフィス
- 実施期間
- XXXX年XX月〜XX月